大学院医学薬学府長 あいさつ

 千葉大学大学院医学薬学府は、従来の大学院医学研究科と大学院薬学研究科を改組し、2001年に全国初の医学・薬学融合型大学院教育組織として設置されました。2011年には薬学部移転が完了し、亥鼻キャンパスは、医学部・薬学部・看護学部・真菌医学研究センター・医学部附属病院など、医療系の教育・研究施設が集積した医学薬学の大学院教育として、時代の最先端をゆく理想的なキャンパスになりました。設置目的である全人的視野に立った医療従事者、医学・薬学両方の知識を持った専門家、先端的生命健康科学に精通する研究者等の養成を加速させるため、教員一丸となって教育・研究に取組んでおります。

 現在、大学院医学薬学府は修士課程 (医科学専攻と総合薬品科学専攻: 収容定員154名)、4年博士課程 (先端医学薬学専攻: 収容定員432名 [先端生命科学コース、免疫統御治療学コース、先端臨床医学薬学コース、がん先端治療学コース] [先端医学薬学国際プログラム] ) 及び後期3年博士課程 (先端創薬科学専攻: 収容定員45名) を擁し、理化学研究所・かずさDNA研究所・放射線医学総合研究所・千葉県がんセンター・国立環境研究所・医薬品医療機器総合機構 (PMDA) の連携講座から優れた教授陣を迎え、医学研究院と薬学研究院との緊密な連携の下、医学薬学の次世代を担う人材の育成に当たっています。2016年度からは予防医学専攻として、千葉大学、金沢大学、長崎大学との連携による3大学共同大学院「先進予防医学共同専攻」が4年博士課程に設置されます。文部科学省支援プロジェクトである博士課程教育リーディングプログラム、治療学CHIBAイノベーション人材養成プログラム、がんプロフェッショナル養成基盤推進プランの実施や大学院秋入学制度の充実・海外協定校とのダブルディグリー制度化 (後期3年博士課程) により、グローバル人材育成を進めています。

 千葉大学亥鼻キャンパス高機能化構想を実現すべく、次世代対応型医療人の育成と「治療学」拠点創成として、千葉大学未来医療教育研究機構を設立しました。学長のリーダーシップの下、医学・薬学・看護・附属病院が横断的に連携して、リーディング大学院人材育成拠点となる未来医療教育研究センターの中で、再生治療学センター・予防医学センター・真菌医学研究センター・法医学教育センター・こどものこころ発達研究センター・社会精神保健教育研究センター・超高齢社会研究センター・専門職連携教育実践 (IPE/IPW) センター・高度医療開発人材育成センターを連携させて、産学官の参画を得ながら、治療薬や治療法の研究開発とともに、グローバルに活躍する「治療学」の研究者や医療従事者の育成を一層加速してゆきます。さらに、附属病院の治験中核病院指定により、わが国有数の臨床試験体制も整っており、従来からトップクラスであった「診断学」に加え、「治療学」と「予防学」の3本柱がバランス良く発展を遂げることにより、大学院医学薬学府は医療従事者、医学・薬学両方の知識を持った専門家、先端的生命健康科学の研究者等の養成に向けて益々進化してゆきます。

 大学院医学薬学府では、多岐にわたる分野との協働が必要な学際的な研究領域が広がっており、医学部と薬学部に加えて、様々な出身学部・国籍のバックグランドをもち、研究に挑戦する意欲に溢れる人材を求めています。多方面の分野にわたる意欲的な学生の皆様を心より歓迎いたします。

[医学薬学府長 白澤 浩]