医学薬学府の設立目的、人材養成目的 
1.学府全体の目的(アドミッションポリシー)
 本学府は医学薬学融合型の大学院として、医学・薬学並びに関連する専攻分野において、研究者として自立し研究活動を行うに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うとともに、全人的視野に立った医療従事者、医学薬学の知識を持つ先端的生命科学研究者を育成することを目的としています。
そのために本学府は次のような人の入学を求めています。

(1)豊かな基礎知識に裏付けられた広い視野と柔軟な思考力を備えた人
(2)責任感溢れる次世代のリーダーとなる熱意のある人
(3)生命科学を基礎として国際性豊かな独創性のある医学・薬学研究者を目指す人
(4)高度の専門技術と研究能力を備え、かつチーム医療を担える統合的視野を持った優れた先進的医療人を目指す人
(5)医療品の創製とその臨床応用に貢献できる医学薬学研究者・教育者を目指す人


2.各教育組織及びその目的
(1)修士課程
 医科学専攻
 近未来に到来する超高齢化社会に対応した高齢医学、地球規模での環境汚染に対処する環境健康学、先端のゲノム医科学・再生医療分野や先端生命科学など新たな学問体系を網羅する多様な知識を備え、科学の社会的役割ないし責任を正しく理解できる豊かな人間性を持ち、かつ21世紀の国民のニーズに応え得る医学・医療系の人材の育成を目指しています。
 総合薬品科学専攻
 総合科学である薬学の高度な知識を身につけると共に,疾病の診断・治療・予防に用いられる医薬品の社会的諸側面を正しく理解できる人材の育成,さらにグローバルに展開する基礎から応用に至る医薬品開発研究を自立的に担う人材の育成を目指しています。

(2)4年博士課程
 先端医学薬学専攻
先端生命科学コース(初期受入れコース)
 生命科学の広範にわたる領域横断的講義と最先端の研究活動を通して,生命現象を包括的・総合的に理解するとともに広い視野で独創的な生命科学研究を展開し人類の福祉に貢献できる人材の育成を目指しています。

免疫統御治療学コース
 免疫関連難治性疾患(がん,アレルギー,循環器疾患等)における免疫システムの統御機構を明らかにし,この原理に基づいた免疫治療を目指す免疫システム統御治療学を担う若手研究者の育成を目指します。世界水準の大学・研究所等の客員教員のもとでの海外研修も可能となっています。

先端臨床医学薬学コース
 自然現象のメカニズムの解明に加えて,偶然性の影響すなわち外的因子を包含した,生命の法則を見出すために人を対象としたデータによる科学的なアプローチを実現する方法を学びます。このために,科学的な方法論に基づく臨床介入の効果の評価を学び,新たな課題と仮説を生みだし基礎研究に還元することに結びつけるような基礎科学と医療(臨床現場)の間で「知の循環」を図ることが最終的な目標です。

がん先端治療学コース
 臨床腫瘍学の広範にわたる領域横断的・臓器横断的講義と最先端の研究活動を通じて,がん治療学を包括的・統合的に理解し実践できるとともに,基礎・橋渡し・臨床研究を通じて新しい治療法を開発する能力を身につけ,ヒューマニズムに溢れ,がん患者・家族の立場にたった医療者・研究者として人類の福祉に貢献できる人材の育成を目指しています。

(3)後期3年博士課程
 先端創薬科学専攻
 疾病の治療、診断、予防のために有効な医薬品の開発を目指して、分子生命科学的視点に立脚した総合的な創薬に関する基礎研究と教育を行うことにより、これらの分野における研究の中核となる人材の育成を目指しています