平成30年度受講生の声
♣ 平成30年度の受講生(名前と平成30年度の学年を記載)

 (1年生) 金 香奈咲 角南 彩乃 原田 紀歩
 (2年生) 田内 理紗子
 (3年生) 伊禮 輔 藤田 翔也 山﨑 健司
 (4年生) 青津 結希 大平 紗里 小立 桃菜 尾間 萌歌 小峰 優香 山口 美結
 (5年生) 石井 貴浩 大沢 沙弓

♣ 受講生の声

 今回参加した教育GPでは普段の講義や実習とは違う、これからの薬剤師に必要とされる能力を身に着けるための、より実践的な内容を学ぶことができました。具体的には、シミュレーターを用いて、聴診器で実際に心雑音、肺雑音を聴診してみるフィジカルアセスメント実習、医師、薬剤師の訪問診療の見学実習など、貴重な体験をさせていただきました。
それぞれの実習の前には事前講義もあるので大きな不安もなく実習に臨むことができました。それでも当然、現場で活躍する医療関係者には知識量で大きな差があり、現場では当たり前のことを聞いてしまうようなこともありましたが、皆さん丁寧に対応してくださり、また患者さんも同様に、丁寧にお話ししていただけたため、在宅医療についてしっかりと学習することができました。

 実は私は教育GPのことをあまり知らず、今回参加したのは、過去に参加した友人に誘われたからというすごく軽い理由です。しかし、ここで学んだことは、今後医療従事者として働く際に非常に役に立つものでありました。私は教育GPを紹介してくれた友人や貴重な体験を提供してくださった各医療従事者や先生方に感謝し、まだ一度も参加したことない人はどんな小さな理由でもいいので、教育GPに参加して欲しいと思いました。 (3年生、山﨑 健司)


 教育GPでは,在宅の現場や施設訪問に同行させていただき,どのようなことが行われているかを実際に見学することができました。その中で,薬剤師がこうした医療現場にどのように関わっているのか,薬剤師としての役割がどのようなものであるかを間近で見ることができました。これまでに授業で在宅訪問については学んでいたものの,単に授業を受けているだけでは知り得ないことを学び,大変貴重な経験となりました。特に印象に残っている場面が,医師の訪問診療に同行した薬剤師が,医師からの薬に関する質問に答え,今後薬の量をどのように変更するのか,どういった薬を用いるのかを根拠を持って提案していたところです。こうした医療職種間の連携を実際に目の当たりにすることができたので,改めて専門職連携の重要性についても考えることができました。私自身4年で初めて教育GPに参加しましたが,ある程度医療について学習してきた中での参加であったため,知識と現場を結びつけることができたり,より一層知識を深めることができたりと,とても有意義な時間を過ごすことができました。また,将来目指したい薬剤師像についても考えるきっかけとなりました。今回学んだことを活かして実習に臨みたいと思います。 (4年生、青津 結希)


 教育GPを一年間受講し、薬剤師が在宅医療に関わる様子を、学内での講義やフィジカルアセスメント実習、e-ラーニングを用いた在宅患者の症例解析の演習、さらに実際の患者さんのお宅や介護施設における実習を通して学ぶことができました。その中でも、グループホームに医師と薬剤師が一緒になって訪問診療を行う現場に同行させていただいた実習が印象的でした。医師の診療時に薬剤師がそばにいることでスムーズな処方を行っており、薬剤同士の組み合わせや、服用量について相談していて、医師が薬剤師を信頼していたのが伝わってきました。薬剤師もまた、薬局で服薬指導する場合とは違い、医師が着目する部分を直に見ながら処方について考えられ、同行しているときはもちろん、薬局に戻ったときにもこの経験から医師の処方意図がわかりやすくなったとおっしゃっていて、互いに専門性を活かしているチーム医療の現場にとても刺激を受けました。
 普段の座学などではイメージしにくい在宅医療に関わる薬剤師の姿を見ることができ、私の考える求められる薬剤師像の幅が一つ増えたように思います。今後も、GPで学んだことを活かし、理想の薬剤師に近づけるよう、更なるスキルアップを図りたいです。  (4年生、大平 紗里)