薬品合成化学 :
我々が病気になったときに渡される“薬”の本体の大半は有機化合物です。ヒトの遺伝子の解析が進み、新たな視点からの医薬品開発が進められていますが、未だ大部分が化学合成によって作られたものです。また、どのような構造の化合物を合成すれば必要な作用を持った薬ができるかという理論は確立されておらず、新薬を生み出すには多くの化合物を合成して作用・毒性を調査してより良いものを選び出す必要があります。
こうした化合物群の化学合成は、骨組みとなる炭素-炭素結合を効果的に作り上げることと、水酸基・ケトン・カルボン酸・アミンのような官能基を導入することの組み合せから成り立っています。さらに、“くすり”として生体内で働くためには化合物の三次元構造が重要となります。三次元構造も含めて目的とする化合物だけを無駄なく簡便に、しかも有害廃棄物を出さずに作り上げることが薬品合成化学の大きな目標です。
薬品合成化学は学問的には有機化学の一分野であり、有機化学反応がその中心的役割を担います。多くの解決すべき問題が次々と生まれてくるエキサイティングな研究分野です。
まだ誰も知らない新しい世界への扉を開けてみましょう。
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学部生へ:
薬品合成化学研究室では基礎研究への意欲がある学生を歓迎します。
このホームページで研究内容を概説しているので研究室選びの際の参考にして下さい。また、質問・見学は随時受け付けています。
他大学からの大学院受験生へ:当研究室を志望する大学院受験生は事前に面談を受けること。ただし、コロナの状況を見ながらの対応となります。まずはメールで問い合わせ下さい。
連絡・質問先:
アクセス :
JR千葉駅東口正面7番のバス乗り場から
「千葉大学病院」行きまたは「南矢作」行きバスに乗車。
「千葉大医学部・薬学部入口」で下車
(所要時間10-15分)
バス停脇の正門から亥鼻キャンパスに入り、
正面の医薬系総合研究棟 II へ
(右図はクリックで拡大できます)
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