Chemistry Enabling Biomolecule Transformations
有機化学はこれまで、主として試験管の中で望みの物質を造ることを目的として発展してきました。解決すべき課題はまだ多くありますが、低分子をその標的とした際には、ある程度高度な分子変換が可能です。しかし、ペプチドやタンパク質、あるいは細胞をその標的としたとき、有機合成化学は極めて未成熟です。
山次研究室では、タンパク質をはじめとした生体分子の自在化学変換を実現する新たな合成化学技術の開発を行なっています。生体分子の反応場である、中性・水中・37 ºCで機能する新たな分子活性化法を見出すことで、タンパク質を自在に化学修飾し、その機能を創生、そして理解する。特に、独自の分子が持つ特異な反応性を大事にして研究を行なっています。
2023/09/22 細胞内で酵素のようにヒストンを修飾する化学触媒の開発に関する論文を Nature Communications に発表しました。プレスリリースはこちら。
2023/09/19 3年生が研究室に加わりました。
2023/06/23 理化学研究所の五月女 宜裕先生、島津忠広先生にご講演いただきました。
2023/06/06 修士課程2年の石原 菜々花さんが5月13日に開催された第84回有機合成化学協会関東支部シンポジウムにおいて優秀発表賞を受賞しました。
2023/05/30 産業技術総合研究所の生長幸之助先生との「触媒科学計測共同研究拠点共同利用共同研究」事業が採択されました。
2023/04/27 糖の化学選択的反応に向けた触媒アプローチに関する総説を発表しました。
2023/04/24 研究室Webページの公開を開始しました。
2023/04/01 山次健三 教授、笠原彰友 特任助教が着任しました。
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